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じゅりーです。趣味の話(最近免許を取ったバイク中心に、食事、旅行、カメラなど)を中心に書きつづっています。(2019/4/1にブログタイトル変更)


by じゅりー

映画「機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)」を観てきました

はじめはそこまで期待していなかったのですが、いざ鑑賞したら大変面白かったです。
今、期間限定で冒頭23分動画も配信しているようですので、ご興味ありましたら是非。

さて、ここからは多分にネタバレを含む感想を書いていきたいと思いますので、これから鑑賞予定の方はご覧にならないようにお願いいたします・・・。




〇福井節、といいますか基本線は「機動戦時ガンダムUC(ユニコーン)」とかなり似ているように感じました。そこかしこにちりばめられている「どこかのシリーズで聞いたようなセリフ」、市街地戦闘の無慈悲さ、最後の超能力(霊魂)バトル・・・悪いというわけではなくて十分楽しかったのですが、目新しさは正直感じませんでした。結局最後は「ユニコーンガンダムvsネオ・ジオング」だもんねぇ・・・。


〇ミシェル・ルオはなぜマーサ・ビスト・カーバインの身柄を確保する必要があったのか?記憶が確かならば、アナハイム・エレクトロニクスと地球連邦軍はRX-0「ユニコーンガンダム」の2号機(バンシィ)と3号機(フェネクス)の性能評価試験を行いますが、その際にフェネクスが暴走し失踪することになります。そこにマーサが同席しており、事の顛末を一部始終知っていることからミシェルはマーサに目を付けました。確かこのエピソードってガンダムフロント東京の有料映像か何かで観た覚えがあるのですんなり自分は入ったのですが、このこと知ってる人ってあんまり多くないんじゃないかな?あと、いきなり身柄確保にディジェで襲撃するのも唐突感がありました。新鋭機のグスタフ・カールがUCに続きまたあっさりやられちゃうし・・・(;'∀')ディジェが活躍してくれたのでそれはそれでうれしいんですけど。


シェザール隊はなぜフェネクス捕獲作戦を行うことになったのか?小説には書いてあるのかもしれませんが、劇中では「参謀本部の機密作戦」としか触れられていません。作戦参加までのエピソードがあれば親切だったかもしれませんね。


〇物語の重要な部分を占める「強化人間計画」は「機動戦士Ζガンダム」を、サイコフレームの尋常でない効果を知るためには「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」を、
さらに本作の前日譚でありサイコフレームとんでもねぇ(本編でも触れてはいますが)を知るためには「機動戦時ガンダムUC(ユニコーン)」を見ると、面白さが倍増すること請け合いです。ご覧になってない方は今からでも遅くはありませんけど、ゼータTV版全部見るってわけにはいきませんね(-_-;)


〇本作でもサイコフレームが相変わらず最終兵器。「シンギュラリティ1」とされるユニコーンもバンシィもラプラス宣言後に解体・封印されたほどの危険な兵器なのに、あっさりナラティブガンダムやⅡネオ・ジオング作っちゃうルオ商会って・・・どっからサイコフレーム調達したんだ(;^ω^)


〇物語のクライマックスで、主人公ヨナ・バシュタのナラティブガンダムは中破し、RX-0 フェネクスに乗り換えてネオ・ジオングと戦うのですが、これじゃあいくら何でもナラティブガンダムかわいそうじゃないか(´;ω;`)?サイコフレームだって搭載してるし、フェネクス捕獲作戦でもあと一歩まで追い詰めた優秀な機体なのに、影が薄くて同情してしまいます。まぁ、物語の展開上そうなるよなぁとはある程度予想していましたけど・・・。


〇本作でフェネクスは、パイロットだったリタ・ベルナルの意識がサイコフレームにとらわれMSと同化したものと理解しているのですが、これを見て真っ先に「逆襲のシャア」でララァがアムロに語った「意識だけが永遠に生き続けたら拷問よ」ってセリフを思い出しました。最後にフェネクスはどこかへ飛び去ったんですけど、フェネクスが永遠にリタの意識を抱えて行くのだとするとそれはそれでなんだかとてもつらくなります、おじさんは。


〇中井和哉さん演じるイアゴ・ハーカナ少佐がやっぱりロロノア・ゾロ・・・いや、それはどうでもいいんですけど、イアゴ少佐がエンディングでヨナの生存を確認して大喜びで迎えるのですが、どうにもヨナとイアゴの結束を感じさせるようなエピソードがないので、ちょっと不自然に感じました(ガンダムUCでは、主人公バナージ・リンクスとスベロア・ジンネマンのやりとりなど「絆」を感じさせる演出があったのですが・・・)。序盤の駆け足展開も含めて、もうちょっと膨らませて前後編上映(「3月のライオン」みたいに間髪入れず)にしても良かったんじゃないかと思いました。


最後バナージが乗ってたガンダム?をもう一度詳しく見たいです。脚がZZっぽい気がしたんですけど・・・、なんていう機体なんでしょう?あれプラモ化されませんかね?

〇(追記)「サイコフレームがあれば人間の魂を取り込むことができるので死ぬことが怖くなくなる」ってダマスカスのクルーをミシェルが説得しようとするんですけど、あれはやっぱ俺だったら「冗談じゃねぇよ」って言っちゃうかな。与えられた命で今を一生懸命生きるってことが大事なんじゃないか、ガンダムってそういうことなんじゃないの、って思うわけですよ。でも、そう思うぐらいに感情移入してたのかな。

〇(追記)ニュータイプとしてのリタの描き方が、アムロやシャアといった感じではなくて、どっちかといえば「機動戦士ガンダム サンダーボルト」のレヴァン・フウみたいな感じのように思いました。時が見えたついでになんかもういろいろ超越しちゃってるというか。


とまぁ、まだガンダム熱が高いうちにしたためておこうと思いましたので、長くなりましたが書いてすっきりしました。
面白くなかったのかと言われれば全くそうではなくて、お話の本筋は大変いいと思います。
本筋がいいだけにもっと厚みがあったらなぁという物足りなさも正直残ったので、エピソード追加してOVAでやったりしてくれないかなぁ?
とりあえずブルーレイは買おうと思いまーす(*´з`)

by redfox826 | 2018-12-05 15:16 | Comments(0)